冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」

ドイツDARCは、冒険とテレワークを両立させるキャンピングカー「MONO」を発表した。

冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」
DARCによるキャンピングカー「MONO」

コンセプトは「冒険旅行に向けた究極のキャンピングカー」。これを実現するために、ベース車両にはイヴェコ・デイリー4x4が採用され、その頑丈なシャシーが 「MONO」を支えている。デパーチャーアングルは大きく取られていて、どんな場所にでも移動できるとDARCは謳っている。


エクステリアはタフだが、インテリアは洗練されたもの。3面に設置された窓により270度の視野を実現した。205cmの室内高が解放感をさらに高めている。

冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」
270度の視野を確保した開放的な室内

DARCが目指したのは、2名が2週間程度「MONO」での旅を続けられる仕様。これを実現するために、3口コンロやオーブン付きのキッチンを装備。自宅にいるときと同じメニューを「MONO」内でも調理可能とした。ベッドは2名がゆったり眠れるように、クイーンサイズに設定されている。

冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」
自宅同様の料理ができるキッチン

冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」
2名が就寝できるベッド

キャビンは100%リサイクルカーボンファイバーで製造されており、従来型の製法と比べて35%の軽量化を果たした。カーボンファイバー製キャビンは断熱性能や遮音性能も高めている。

冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」
キャビン素材にカーボンファイバーを採用

冒険旅行を楽しみながらも、テレワークにも対応できる仕様。室内備え付けの家電などの他に、デスクワークで必要となるノートPCや文具を収納・設置するのに十分なスペースと電源を備えており、ビデオプロジェクターを利用したWeb会議にも対応可能だ。プロジェクターは、お気に入りの映画を鑑賞する際にも利用できる。

冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」
デスクワークにも対応できる十分な収納と電力供給

バスルームはキャンピングカーにありがちな“必要悪”ではなく、室内で自由に動けるゆったりサイズでデザインされた。フロアには水はけがよく、かつスリップしにくい素材が採用されている。キャビネットはシャンプーや歯磨きなど、バスルームで必要とされるものをすべて収納できる広さとされた。

冒険とテレワークを両立するキャンピングカーDARC「MONO」
バスルームが清潔だとうれしい!

「MONO」の予約受付は2021年3月に開始され、出荷は8月に開始される予定。価格は未発表だが他社の製品と十分に競合できるものになると、DARCは述べている。