ビー・エム・ダブリューはBMW「R 1250 RT（アール・センニヒャクゴジュウ・アールティー）」の予約受付を3月8日に開始した。


「R 1250 RT」は、長時間のツーリングを最大限に楽しめるダイナミック・ツアラー。今回予約受付が開始されたモデルでも従来モデル同様、1,254ccの2気筒ボクサー・エンジンが快適な走りとダイナミックなパワーを実現している。



エンジンは最高出力136PS（100kW）、最大トルク143Nmを発生。吸気側のバルブ・タイミングとバルブ・リフト量を可変制御する「BMWシフトカム・テクノロジー」を採用しており、全回転域で高いパワーを発揮しつつ、優れた燃費＆排出ガス値を達成した。

エクステリアでは、新開発のフロント・フェアリングを採用。空力性能を向上させ、ツーリング能力と運動性能を向上させている。フロント・フェアリングは、新採用のフルLEDヘッドライトの周囲を囲むデザインで、フェアリング上部の高さは下げられており、ライダーの視野を広げている。


スタイル・バリエーションでは基本仕様の「アルペン・ホワイト3」の他、「Elegance（エレガンス）」「Sport（スポーツ）」「Option 719」が用意された。




「BMWアクティブ・クルーズ・コントロール（ACC）」を新たに装備し、ツーリングでの快適性をアップさせている。「ACC」は、前車との車間距離をレーダーセンサーで測定して加減速するが、車間距離はスイッチで操作でき、調整状況はメーター内に表示される。また、コーナリング時には車体傾斜角に応じて自動的に速度を低下させる。


ダイナミック・クルーズ・コントロール（DCC）も標準装備。こちらは単独走行時に下り坂等でエンジン・ブレーキを活用し、必要に応じてフル・インテグラル・ブレーキが自動的に作動する事によって設定速度を維持する。

新たに「BMWフル・インテグラルABS Pro」を標準装備している。これはハンド・ブレーキ・レバー、フット・ブレーキ・レバーのどちらを操作しても、フロントとリヤのブレーキを同時に作動させるブレーキ・システム。バンク角に応じた最適化と、ダイナミック・ブレーキ・フォース・ディストリビューションを組み合わせている。


新たに標準装備されたフルLEDヘッドライトは、新開発の「アダプティブ・ターニング・ライト」を装備している。ロービームがバンク角度に応じてコーナーを適切に照らし、カーブに合わせてバイクの走行方向を照射するので、コーナーの隅々まで見通せる。


メーカー希望小売価格は307万円。


■ R 1250 RTの主な特徴
・ BMWシフトカム・テクノロジーを搭載したボクサー・エンジン搭載
・ 最高出力136PS（100kW）/7,750rpm、最大トルク143Nm/6,250rpm
・ ツーリング能力を最適化させるノック・センサー・システム
・ 新型BMW Motorradフル・インテグラルABS Pro標準装備
・ 3つのライディング・モードを標準装備（エコ、レイン、ロード）
・ 経済的な走りを実現する「エコ」ライディング・モード新装備
・ ライディング・モード「ダイナミック」と、エンジン・ブレーキ・コントロールを備えたライディング・モードPro
・ ダイナミック・トラクション・コントロール（DTC）標準装備
・ 全自動負荷補正機能を備えた電子調整式サスペンション「ダイナミックESAネクスト・ジェネレーション」装備
・ 拡張機能付きヒル・スタート・コントロールPro（HSC Pro）装備
・ 空力性能を最適化した新開発のフロント・フェアリング
・ ETC 2.0車載器を標準装備
・ 小物入れにはUSBコネクタ・非接触型充電器を装備、端末充電による熱籠り予防対策として小物入れ内に電動換気ファンを装備


・ アダプティブ・ターニング・ライトを備えた新型フルLEDヘッドライト装備
・ 10.25インチ・フルカラーTFTディスプレイを含む多くの機能を採用したマルチ・ファンクション・インストルメント・クラスター搭載