アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル

アプリリアのオフロードモデル「RX 125」と、そのモタードバージョン「SX 125」の2021年モデルが4月2日に販売開始された。ホワイトをベースにした新しいグラフィックを採用している。

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル発売

「RX 125」「SX 125」は軽量&高性能を特徴とし、街乗りでもオフロード走行でも楽しい走りを実現する原付二種バイク。両モデルは技術基盤を共有しているが、フロント21インチ・リア18インチホイールとノビー製タイヤを装着した「RX 125」はあらゆる地形に対応するよりオフロードモデルで、17インチホイールとスポーツタイヤを装着した「SX 125」は公道やレーストレイルでの楽しみも追求したモタードモデルとなっている。


アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
フロント21インチ・リア18インチホイールを装着した「RX 125」

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
17インチホイールを装着した「SX 125」

2021年モデルのデザインでは、フレーム、エンジン、スイングアーム、ホイール、ダブルセクションアルミ製ハンドルバーに光沢のあるブラックの塗装を施した。さらに燃料タンクのフォルムを一新している。

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
ハンドルバーにブラック塗装
燃料タンクのフォルム一新

デジタルインストルメントはコンパクトで視認性に優れ、幅広い機能を提供。最高速度を表示するトラベルダイアリーや、ライディング中の走行距離を表示する2つのトリップオドメーターといった新機能も搭載されている。

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
コンパクトなデジタルインストルメント

エンジンには、ボア58mmxストローク47mmの124.2cc水冷単気筒DOHC4バルブを採用。最高出力15HP/10,000rpm、最大トルク11.2Nm/8,000rpmを発生するこのエンジンによりスロットルをひねった時にレスポンスの良いパフォーマンスが得られ、街乗りでもオフロード走行でもスポーツの楽しさと扱いやすさを実現する。

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル

制動系ではフロントに、ハードブレーキング時のリアホイールの浮き上がりを補正するアンチロールオーバーモードを備えたボッシュ製ABSシステムを導入した。

「RX 125」ではレースシーンを彷彿とさせるフロント260mm、リア220mmの2枚のウェーブディスクを、「SX 125」ではダブルピストンフローティングキャリパー付き300mmフロントディスクとフローティングキャリパー付き220mmリアディスクを装備している。

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
ウェーブディスクを採用した「RX 125」のブレーキシステム

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
「SX 125」のブレーキシステム

足元では、フロントには41mmの倒立テレスコピックフォークを装備して240mmのホイールトラベルを確保した。リアにはトラクションを最適化するロングスイングアームを採用し、プログレッシブリンケージを採用したモノショックにより210mmのホイールトラベルを確保している。

アプリリア「RX 125」「SX 125」2021年モデル
フロントでは240mm、リアでは210mmのトラベル量を確保

グラフィックは両車両ともに「ラリートリビュート」。メーカー希望小売価格は「RX 125」が41万8,000円で、「SX 125」が42万9,000円。