ソネット(So-net) は、月額1,980円(税別、以下同じ)の基本料で、スマートフォンからデータ通信も音声通話もできる新料金プラン「+Talk S2」を開始した。下り最大 150Mbps の高速通信を、月間 1.5GB 分まで利用できる。

So-net、月1,890円のデータ通信と音声通話ができる「+Talk S2」、下り最大 150Mbps で月1.5GB まで
So-net の新プラン

So-net は、携帯電話キャリアから回線を借りて独自サービスを手掛ける MVNO(仮想移動体通信事業者)として、「So-net モバイル LTE」ブランドを展開しており、新プランはその一部だ。

+Talk S2 の詳細を見ると、ドコモの回線で毎月 1.5GB 分まで下り最大 150Mbps、上り最大 50Mbps の高速通信が可能。通信量が上限に達すると、上り下り最大 300kbps の低速通信に移行する。また通信量 100MB 当たり500円などの追加料金を支払えば高速通信を継続できる。

さらにもう1つの新プラン「+Talk L」も始まった。これは月ごとの上限なしで高速通信ができ、基本料は月額4,180円。両プランとも音声通話は30秒当たり20円。なお、どちらも3日で 360MB を超える通信を行うと速度制限がかかる。また1年拘束が前提となっている。特典としては、無料の総合セキュリティサービスが付属する。

従来、MVNO サービスは、データ通信だけに機能をしぼって料金を安くするプランが多かったが、最近は So-net が始めた +Talk S2 、+Talk L のように音声通話付きのものも増えている。「LINE」のようにテキストメッセージのやりとりが連絡手段の主流になり、さらに VoIP(データ通信を使った音声通話)が登場しても、やはり別に通常の音声通話があった方が便利、という人が多いと見込んでのことだろう。

また携帯電話キャリアは横並びで、音声通話が定額になる代わりに基本料が高くなる新料金プランへの切り替えを進めている。これに不満を抱く層にとって、MVNO の音声通話付きプランは手ごろな代替手段になりえる。