Google ジャパンの公式ブログによると、モバイル Google マップのデザインが一新され、マテリアルデザイン(Material Design)に対応したそうだ。

マテリアルデザインとは、Google が発表した、よりよいユーザー体験を求める新たなビジュアル言語。Android 5.0(Lollipop)リリースで取り入れられた。

これまで検索バーにあった「経路検索」ボタンは、片手でも押しやすい画面右下に移動した。そのすぐ上の現在地ボタンをタップすると、今いる場所が画面中央に表示される。画面左側に小さく表示されていた設定ボタンは検索ボックス内に移動、スッキリしたデザインとなった。

マテリアルデザインで変身、モバイル Google マップのデザインが新しくなった
「経路検索」ボタンは片手で押しやすい右下に移動

また、検索ボックスをタップして表示していた「周辺情報」が画面下部に登場。地図上で見ているエリアにあわせて、自動的に地名が変わり、時間帯にあわせて周囲のおすすめ情報が配信される。表示された候補をスクロールしてタップすると、詳細が表示される。

「周辺情報」は画面下部に
「周辺情報」は画面下部に

さらに、Google マップの店舗情報が古かったり間違っている時に、ユーザーが正しい情報を Google に伝える機能が、モバイル Google マップでも使えるようになった。

たとえば、お気に入りのパン屋が移転した、というようなときは、詳細情報のページで「編集を提案する」をタップし、新しい正しい住所を入力すると、Google に新しい情報を伝えることができる。

情報を訂正する機能も
情報を訂正する機能も

新しいデザインの Google マップは、Android および iOS 搭載端末で順次使えるようになるそうだ。なお、米国向け発表では、Uber、OpenTable など外部サービスとの新たな連携機能を紹介していたが、日本向けには案内していない。