なんとスマート「スノボ」が作れる製品が登場、Crevoの「スノウ・ワン」
スマートスノーボード、みたいなものが作れる

スマートフォンとつながる腕時計は「スマートウォッチ」、眼鏡なら「スマートグラス」。そして今度はいわば「スマートスノーボード」が作れる製品を、Cerevoが発売した。名前は「SNOW-1’(スノウ・ワン)」。ゲレンデを滑る際に両足にかかる体重の変化などを記録し、フォーム改善に役立てられる。

CerevoはAV機器などを作っている企業だが、新たにスポーツブランド「XON(エックスオン)」を立ち上げ、その第1弾としてスノーボードバインディング、SNOW-1を開発した。

各種センサーを搭載しており、スノーボードに取り付けると、ゲレンデ滑走中の状態を計測し、Bluetoothでスマートフォンに送信できる。足裏荷重のかかり具合や、重心の位置、ボードのしなり具合などが分かる。

スノーボードで滑っているとき両足の荷重がどうなっているかなどが分かる
スノーボードで滑っているとき両足の荷重がどうなっているかなどが分かる

計測したデータは、スマートフォンで撮影した動画に重ねた表示することが可能。

計測したデータをスマートフォンの動画に重ねて表示
計測したデータをスマートフォンの動画に重ねて表示

またスマートフォンのGPSを使えば、滑走したコースを記録でき、その軌跡を地図上に表示しながら、どこでどんな状態だったかを振り返ることが可能だ。

滑走したコースを地図で見ながら確認することも
滑走したコースを地図で見ながら確認することも

また、つまさきとかかと部分にはLEDを備え、前後の荷重に合わせて点灯し、滑走を華やかに演出できる。スノーボードのうまい人が初心者にスノウ・ワンを使ってもらい、LED点灯具合を見て荷重移動のタイミングを指導する、といった使い方もできるそう。

スノーボードなどのスポーツでは技術やノウハウを他人へ伝えるのに言葉や感覚に頼っているが、こうした装置を使えばより分かりやすく教えられるとCrevoは見込む。

XONブランドではほかにもアクションカメラや骨伝導ワイヤレスヘッドセットなどを順次発売する。スノウ・ワンはそれらの製品ともつながって動作するそう。

アクションカメラや
アクションカメラや

骨伝導ワイヤレスヘッドセットも登場
骨伝導ワイヤレスヘッドセットも登場

スノウ・ワンの販売価格は6万9,800円(税別)で、12月中に出荷する予定。