vShareのサイトは小奇麗だ
vShareの公式サイトは小奇麗だ

iPhoneの有料アプリケーションを無料で入手できると噂のサービス「vShare」が問題になっている。著作権侵害、海賊版の配布をしているとして批判の的だ。iPhoneのメーカーであるApple(アップル)の対応も注目を集めている。

この問題は、米国の大手放送局が運営するニュースサイト「CNN Money」が報じ、日本でもiPhone専門ブログ「iPhone Mania」が詳しく、分かりやすく紹介している。

それによると、iPhoneのアプリは普通、「App Store」からしか入手できないが、企業が仕事のために作ったアプリを限られた人に配布する場合はアップルと特別な契約を結べばよい。vShareは、この仕組みを悪用しているそう。

CNNが大きく取り上げたため、今後はアップルも何らかの手だてを講じるはずだ、とiPhone Maniaは分析している。

国内への影響はどうだろうか。vShareの公式サイトを見る限り、英語やアラビア語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語、スペイン語に対応しているが、日本語はない。

しかし、vShareの名前で日本語圏の情報を検索すると、以前からそれなりの人数が試しているのがうかがえる。使い方を解説する動画やブログも引っかかってくる。「Yahoo!知恵袋」にはvShareがらみの質問がずらりと並ぶ。

Yahoo!知恵袋で多数の質問が出てくるようでは、すっかり周知が進んだと見てよい
Yahoo!知恵袋で多数の質問が出てくるようでは、すっかり周知が進んだと見てよい

まして今回の報道によって注目を集めれば、さらに手を出す人は増える可能性がある。アップルはどのような対処をとるだろうか。