電子マネーにも栄枯盛衰あり。タバコ自動販売機の成人識別 IC カード「taspo」に付いていた電子マネー機能「ピデル」は大きな話題になることもなく、ひっそりとサービスを終了しようとしている。

ひっそりと終了する taspo の電子マネー「ピデル」
以前 taspo の公式サイトが公開していた ピデルの使い方、現在は掲載を終了している

ピデルは taspo 会員数の増加と利用促進を目的としてサービスを開始。2008年7月の taspo 全国展開時には、全 taspo 会員の4.5%に当たる35万人が利用していたが、年々減少し、2013年10月には0.4%にあたる約4.4万人まで落ち込んだ。そのうち約67%は週1回以下の利用頻度だったという。

そのため、taspo を発行する日本たばこ協会などはサービスの終了を決定。すでに3月末でチャージ(入金)ができなくなった。チャージ済みの電子マネーについても2015年2月26日以降は使えなくなる。

日本たばこ協会では、詳しい案内を Web サイト上に掲載している。