写真・動画共有サービス「Instagram(インスタグラム)」は、日本市場で広告事業を開始する。近日中に、一部ユーザーのフィードに企業などの広告が表示されるようになる。

インスタグラムが日本で広告事業開始--チキンラーメンや土屋鞄製造所などが利用
広告だけど、「いいね!」したくなる?

Instagram はスマートフォン向けの写真・動画共有サービス。世界の月間アクティブユーザーは3億人以上(2014年12月時点)、1日の平均アクティブユーザーは2億人に上っており、日本のユーザーも増えている。1日平均の利用時間は21分間(2015年3月時点)。

日本での広告事業では、チキンラーメン(日清食品)、土屋鞄製造所、ランコムの公式アカウントが、写真を使った広告を配信していく。広告としての投稿には「広告」と明記されるが、ユーザーが違和感を覚えないよう、従来の投稿と合わせた自然な見た目にデザインするそうだ。

Instagram の広告事業は、米国、カナダ、英国、オーストラリア、フランス、ドイツ、ブラジルで展開されており、日本は8か国目。他国では、アディダスやコカ・コーラ、サムスン電子などのブランドが活用し、ユーザーのブランド認知や購買意欲向上といった成果をあげているという。