1979年7月1日に初代モデル「TPS-L2」が発売され、今年で36周年のソニー「ウォークマン」。昔のカセット型を知る人間ならちょっと悲しくなりそうな動画を、「Fine Brothers Entertainment」のYouTube公式チャンネルが公開している。
 
カセット型ウォークマン、現代っ子にはどう映る?--ちょっと悲しくなる動画を紹介
「え?何これ?」

2014年公開の動画「KIDS REACT TO WALKMANS (Portable Cassette Players)」では、6歳から13歳までの子どもがカセット型のウォークマンを初めて体験。いかつい物体を手に、「何これ?」「どうしたらいいの!?」と大騒ぎをする。
 
 タップしても動きませんよ…
タップしても動きませんよ…

表面をタップしても何も起こらないデバイスに困惑する子どもたち。音楽プレーヤーだと明かされた後には、なんとか再生をしようと四苦八苦する。カセットの存在すら知らない現代っ子にとって、「ふたを開ける」「カセットを入れてから再生ボタンを押す」「違う曲を聴くためには早送りをする」といった手順は、とんでもなく面倒に感じられるようだ。インタビュアーにぶつけられた「こんなものをよく使っていたね?」という率直な感想に、30代の筆者はぐうの音も出ない。
 
 「カセット?初めて見たわ」
「カセット?初めて見たわ」
  
 入れ方がわからない…
入れ方がわからない…
 
「“ヘッドフォンも必須”とか、ありえないよ!」
「“ヘッドフォンも必須”とか、ありえないよ!」

携帯音楽プレーヤーの先駆けとして知られながら、30数年の時を経てすっかり古びてしまったカセット型ウォークマン。現在最先端を行くスマートデバイスも、20年、30年後の子どもには古臭く見えるようになるのかもしれない。

KIDS REACT TO WALKMANS (Portable Cassette Players)

※画像・動画の出典はすべてFine Brothers EntertainmentのYouTube公式チャンネル