新しい住居を探すとき、インターネット上の不動産サイトを利用したことがある人も多いのではないだろうか。インターネットコムNTT コムリサーチでは、「不動産サイト」に関する調査を行った。

調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,057人。男女比は男性54.2%、女性45.8%。年代比は10代13.4%、20代15.6%、30代21.6%、40代17.2%、50代15.1%、60代以上17.0%。

全体1,057人のうち、インターネットでこれまで戸建て、アパート、マンション、シェアハウスなどの物件を検索したことがある499人(47.2%)に、どの不動産サイトをこれまで見たことがあるか聞いたところ、以下のグラフに示される通りとなった。「SUUMO」、「アパマンショップ」、「いい部屋ネット」などの閲覧者が多いようだ。

インターネットの不動産サイトのうち、次のどのサイトを見たことがありますか? (n=1,057) (2014年9月1日〜9月3日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,057人)
インターネットの不動産サイトのうち、次のどのサイトを見たことがありますか? (n=499)
(2014年9月1日〜9月3日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,057人)

続いて、利用したことがあるサイトのうち、お気に入りの不動産サイトがあるか聞いたところ、「ある」人は95人(19.0%)、「ない」人は404人(81.0%)となった。お気に入りの不動産サイトがある95人に、どのサイトがお気に入りか聞いたところ、以下のグラフが示す通りとなった。「SUUMO」が圧倒的に高く、「HOME'S」「Yahoo! 不動産」が続く結果となった。

お気に入りの不動産サイトは、以下のうちどれですか? (n=95) (2014年9月1日〜9月3日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,057人)
お気に入りの不動産サイトは、以下のうちどれですか? (n=95)
(2014年9月1日〜9月3日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,057人)

その不動産サイトがお気に入りの理由としては、「路線、住宅設備環境、敷金礼金なしなどの様々な条件から横断的に物件を検索できるから」「掲載されている情報が多い」「会社に実績があり、信用できる」などの意見が多かった。

また実際にインターネットの不動産サイトで見つけた物件に住み始めた人は132人(26.5%)。約4人に1人は、インターネット上で見つけた物件に住んだことがあるようだ。

最後に、不動産サイト全般に対して、不満があるかきいたところ、「強くある」人は26人(5.2%)、「ややある」人は123人(24.6%)、「特にない」人は350人(70.1%)だった。約3割近くが何らかの形で不動産サイトに不満があるようだ。

不動産サイト全般に対して、不満はありますか? (n=499) (2014年9月1日〜9月3日/ 全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,057人)
不動産サイト全般に対して、不満はありますか? (n=499)
(2014年9月1日〜9月3日/
全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,057人)

不満のうち多かった意見としては、「部屋の間取りが実際と違う」、「問い合わせの返信に時間がかかりすぎる」、「入居済みの物件がよく掲載されている」、「物件の状況が変化しているはずなのに、情報の反映がなされていない」、「礼金や敷金が掲載されておらず、総支払額が分からない」、「長所ばかりで、短所を載せていないため客観的な判断ができない」などがあった。