トレンドマイクロは、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」の最新版を9月5日に発売した。トレンドマイクロ・オンラインショップでは、9月3日17時に先行発売している。税抜き価格は1年版で6,160円、3年版で1万3,170円。

1クリックで脅威と脆弱性をチェックする「ウイルスバスター クラウド」最新版発売
最新版ウイルスバスター クラウド

同製品では、ウイルスなどの脅威と PC のセキュリティ設定/状態などの脆弱性を1クリックで同時にチェックできる。例えば PC にインストールされているソフトウェアのバージョンをチェックし、適用可能な修正プログラムがある場合、適用を促すことで旧バージョンの脆弱性を悪用する攻撃を防ぐという。

ウイルスバスター クラウド メイン画面
ウイルスバスター クラウド メイン画面

また、オンライン銀行にアクセスしたユーザーに対して偽の画面を表示し、銀行のログイン ID/パスワードを窃取する攻撃への対策を強化する。同機能は9月16日に提供され、Windows 版の利用者は自動的にアップデートされる。Mac 版は対象外。

さらに、パスワード管理ツール「パスワードマネージャー 無料版」を同梱しており、同製品と連携することで、オンラインバンキングの利用者保護を強化できる。銀行や証券会社の Web サイトにアクセスした際、専用のセキュアブラウザを起動し、ユーザーが偽の画面に情報を入力することを防ぐ。パターンファイルでは対応できない未知ウイルスによる攻撃対策として有効だという。

セキュアブラウザ
セキュアブラウザ

他にも、プライバシー保護の観点から SNS のプライバシー設定を提示する「プライバシー設定チェッカー」が LinkedIn に対応したほか、コンピュータの起動時間が短縮、ユーザーインターフェイスが刷新されている。

なお、「ウイルスバスター for Mac」はウイルスバスター クラウドに同梱されている。