セグウェイジャパンは、茨城県つくば市のロボット特区で、倒立振子制御による車椅子型モビリティ「Genny 2.0」の実験を開始した。実験開始に伴い、11月12日から18日まで開催される「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」で Genny 2.0 を展示する予定。

Genny 2.0 とは、16年前の事故で車椅子の生活を送るイタリア人 Paolo Badano 氏が、従来の四輪車椅子に様々な疑問を持つ過程で、セグウェイ PT(Personal Transporter)技術と出会い、それを車椅子に取り込むことが出来ないか、として始まったプロジェクト。

Genny プロジェクトでは、これまで車椅子を使用するのが難しかった場所でも利用することに成功してきた。また、試作段階から、様々な環境での実験をソーシャルメディアなどで世界に発信してきた。

今回、日本で初めて、都市環境での実証を目的につくば市特区で実験を行い、2020年のオリンピックに向けて、新しいモビリティロボットの可能性を検証していくそうだ。

セグウェイで動く車椅子型モビリティ Genny 2.0、つくばで実験開始
Genny 2.0 Urban