いつでもお前達を上から見まもっているからね(外出中です)
いつでもお前達を上から見まもっているからね(外出中です)

どんな家庭にも必ずあり、室内すべてを見渡せる場所に設置してあるもの、といえば天井の照明。ソニーは照明を使って、子どもを見守り、エアコンやテレビを遠隔操作できる技術を発表した。

「マルチファンクションライト」と呼ぶWi-Fi付きの装置をリビングルームや寝室などにある天井の照明に取り付けておくと、外出中にもスマートフォンから点灯、消灯を遠隔操作できるようになる。さらにこの装置には赤外線通信の機能があり、テレビやエアコンなども制御できる。


照明に専用の装置を組み合わせ(左)、カポッとはめこむ(右)
照明に専用の装置を組み合わせ(左)、カポッとはめこむ(右)

これでばっちり
これでばっちり

人感センサーを内蔵し、部屋に人が入室するとテレビや照明を自動で点けたり、逆に部屋から人が出ていくと自動で消したりできる。外出中に部屋の中の動きを見張れるので、防犯対策にもなる。留守番をする子どもやお年寄りのようすを見守るのにも役立つ。

マイクやスピーカーも備えており、スマートフォンを通じて離れた場所から、部屋にいる子どもやお年寄りと話もできる。伝言としてボイスメッセージを残す機能もあり、家族が先に帰宅した際に入室を検知し、自動で再生することが可能。

スマートフォンのアプリケーションから色々設定できる
スマートフォンのアプリケーションから色々設定できる

もちろん、スマートフォンの音楽をスピーカーから再生する、といった使い方も可能。


ソニーは、この装置と組み合わせるLEDシーリングライトを東芝ライテックと開発しているそう。2016年度前半を目標として商品化を目指しており、電材卸事業者や住宅会社へ販売するとか。

Google(グーグル)のスマート火災報知器「Nest」などをほうふつとさせるが、電機メーカーらしく照明を使うところはとても現実的だ。モノのインターネット(IoT)が着々と身近になっているのを感じる。