かっこいい
かっこいい

航空機を組み立てるために、人間に代わってはたらく人型ロボット。SF映画のような話が現実になるかもしれない。産業技術総合研究所、エアバス、フランス国立科学研究センター(CNRS)が研究開発を進めている。

1月1日に始まった取り組み。人型ロボットは、人間用に設計した設備に大きな変更を加えなくても代わりになれるのが利点だという。組み立て中の航空機の狭い内部に入って作業がしやすい。

これで人間の作業員は困難な姿勢で繰り返し作業をする手間がなくなり、より高度な作業ができるようになる。

具体的にはどんな作業をできるようにするかというと、製造中の航空機内にでる加工屑(くず)などを掃除機できれいにしたり、あちこちをねじ締めしたり、計器類を取り付けたりといった内容だ。さらに組み立ての終わった航空機の検査作業もできるようにしたいとか。

複雑な動作をしてくれるのだ
複雑な動作をしてくれるのだ

HRP-2やHRP-4などのロボットを利用し、さらに日仏共同で開発した、数多くの接触を伴う人型ロボット動作の計画・制御技術や、産総研の人型ロボットの全身制御技術を生かすとのこと。