Wi-Fiやコンセントを備えた有料の座席指定列車を、首都圏の私鉄である京王電鉄が導入するとして話題になっている。新型車両「5000系」を使って2018年春から走らせるそう。

この列車は昼間は、「ロングシート」を備えた普通の通勤電車。ただし夜間の帰宅時間帯になると、「クロスシート」に変わり、座席指定で運行する。勤務先や外出先からの帰路に長距離区間を利用する人向けだそう。ノートPCやスマートフォンを便利に使えそうだ。


昼は「ロングシート」
昼は「ロングシート」

夜の帰宅時間帯は「クロスシート」に
夜の帰宅時間帯は「クロスシート」に

また各車両に車いすやベビーカー用の空間があるほか、ドア上に加えて天井にも液晶画面を使った見やすい車内案内が付き、さらには空気清浄機も利用できるなど車内設備は充実している。

このほか先進技術として、消費電力の削減を図るため新型VVVFインバーター制御装置やLED照明、電車がブレーキをかけた際に電力を回生して車搭蓄電池にためるシステムなども備える。

導入数は10両×5編成。首都圏の新宿発・京王八王子行き、新宿発・橋本行きで運行するとのこと。