kindle unlimitedのスクリーンショット
米国版は6月時点で約132万作品が読み放題

Amazon.co.jp(アマゾン)が漫画、雑誌、書籍などのデジタル版が読み放題になる「Kindle Unlimited」を8月にも日本で開始する。そんな話題がインターネット上をにぎわせている。

発端は出版業界紙「文化通信」の記事。月額980円の料金を支払えば、Kindle Unlimitedに参加する電子書籍が何冊でも制限なく読める見込みを報じている。


どんなサービス?

Kindle Unlimitedは、米国版が2014年に開始し、2016年6月時点では約132万作品が読み放題の対象となっている。

料金は当初と変わらず月額9.99ドル。通常のKindle本と同じように、スマートフォンやタブレットのアプリケーション、それに専用機器の電子書籍リーダーで閲覧でき、一度に一定の冊数までダウンロードしてオフラインで楽しむことも可能。

また誰かにKindle Unlimitedの利用権を贈り物としてあげられる。6か月、12か月、24か月といった単位で利用権を購入し、家族や友達に渡せる。

なお米国版は「Amazonプライム」会員とは関連づけられておらず、独立したサービスとして契約するかたちだ。

日本版が実現すればそれなりに便利そうだが、どうだろうか。TwitterやFacebookでの反応を見ると、とても楽しみだという声もあれば、読める作品にもよる、と冷静にようす見をする考えまで、さまざまだ。

文化通信の報道では、アマゾンが出版社に「6月中に契約を締結するよう求めている」などとしており、まだ現在進行形の準備段階ではあるようだが、8月のサービス開始については確度は高そうな書きぶりでもある。いずれにしても正式発表を待ちたいところ。