
KDDI(au)の夏モデル唯一のフィーチャーフォン、いわゆるガラケー「AQUOS K SHF33」は、クラシカルな雰囲気を打ち出している。着信音の1つに黒電話のベルの響きを採用しているほどだ。
シャープ製で、7月6日発売予定。ガラケーを継続して使っている人向けで、従来モデルに集まった改善要望を細かく反映している。歩数計、迷惑電話撃退サービス、拡大鏡を備え、待ち受け画面からよく使うアプリケーションを簡単に開ける、といった点だ。
姿形はいかにも昔からあるガラケーだが、性能面はスマートフォンと相通じる部分も多い。中身となるOSの詳細は非公開だが、恐らくAndroid。人工知能(AI)技術を応用した音声アシスタント「エモパー」を搭載しており、本体を閉じた状態でテーブルに置いたり、充電を始めたりすると話しかけてくる。

現在位置や日時などをもとに天気予報、ニュース、最近盛り上がっている話題、イベント情報などを知らせてくれる。
背面カメラも1,310万画素と高解像度で、白トビや黒ツブレを抑えて鮮明な写真を残せる「リアルタイムHDR撮影」を利用できる。ガイドやメッセージで撮影方法を案内する「フレーミングアドバイザー」も使える。

ディスプレイは3.4型QHD(540×960ドット)で、ワンセグが視聴できる。本体は防水、防塵、耐衝撃となかなか頑丈。重さは約130g。

これに加えWi-Fi、Bluetooth、赤外線通信、おサイフケータイなどの通信機能を一通り備えている。テザリング機能もあり、タブレットやノートPCのおともによさそう。連続待受時間は約470時間。
ガラケーながら専用のハードカバーや液晶保護フィルムなど有料オプションの用意もある。