
Twitterは、話題のツイート(投稿)をまとめて記事として掲載する「Twitterモーメント」を日本で始めた。天皇陛下「生前退位」の報道から、一部の人が連想した「平成おじさん」を取り上げるなど、国内の動きをよく追っている。
天皇陛下の「生前退位」のニュースで、「平成おじさん」がいたあの頃を思い出す人が続出しています。https://t.co/uvIaPEUobS
— Twitter モーメント (@momentsjapan) 2016年7月14日
ほかにどんな話題があるだろうか。「Twitterモーメント(@momentsjapan)」をフォローすると最新のまとめが一覧できる。「大人気ポケモンGO熱狂の裏で困惑も」「インパクト抜群の「虹色ベーグル」に興味津々」「キャメロン英首相辞任も猫のラリーは職務継続へ」といった見出しが並ぶ。
リリース直後から海外で大人気の「Pokemon GO」、海を超えて様々なニュースが聞こえてきています。https://t.co/aWTE7V8KMF
— Twitter モーメント (@momentsjapan) 2016年7月14日
その言葉通りの「虹色」ベーグル。見た目のインパクトは計り知れませんが、お味のほうは?https://t.co/VuPux3p9ZI
— Twitter モーメント (@momentsjapan) 2016年7月14日
キャメロン首相辞任後も、ネズミ捕り係の猫「ラリー」は職務継続とのことです。https://t.co/PTyun1YOXB
— Twitter モーメント (@momentsjapan) 2016年7月14日
まるで「ねとらぼ」か「バズフィード」かといった風情の気をそそられる記事ばかりだ。休み時間に読むのが丁度よいだろうか。
日本では従来、人気のツイートをまとめる役割はニュースサイトやまとめブログ、それに「NAVERまとめ」「togetter」などのキュレーションサービスで第三者が担ってきた。Twitterの公式アプリケーション「TweetDeck」でも、「コレクション」としてまとめが作成できたが、あくまで主体は一般の人だった。
しかし海外では、Twitterはメディアと協力して自らまとめ作成にいそしんでいる。米国、カナダ、オーストラリア、英国、ブラジルでは、すでにTwitterのアプリケーションから稲妻型タブをタップするだけでTwitterモーメントの最新の記事を閲覧できる。
いよいよ日本でも同様の取り組みが本格化するが、今後どのような盛り上がりを見せてゆくのか、興味をひかれるところだ。