「Shoka Bell」は、カラフルなボディを持つ新感覚のシティサイクリングツール。自転車用ナビと自転車用ライト、自転車用ベルの各機能、そして盗難防止システムを備えている。
自転車用ナビでは、スマートフォンとBluetooth経由で連携。本体上部に内蔵されたLEDライトを活用し、サイクリストを目的地まで導く。
矢印で行き先を表示する
自転車用ライトは、本体前面に組み込まれたLEDを使用。前方から迫るクルマや歩行者に、自転車の接近を知らせる。ライトは自動点灯タイプ。周囲の明るさに応じて、明るさが自動的に変化する。なお、ナビで使用するLEDは、本体上部に取り付けられたナビ用のLEDとは別のものなので、ライトとナビを同時使用することが可能だ。
街灯の無い暗い夜道の走行には向かないという
「Shoka Bell」は、ハンドルバーに固定するクランプ部分と、クランプにマグネットで取り付ける本体部分に分かれている。このクランプ部分はモーションセンサーとして機能し、自転車が動かされた場合に本体から光と音を発して持ち主に警告する。
自転車が動かされた場合に本体から光と音を発して持ち主に警告する
ベル機能では、ジョイスティックを使い、音色を様々に変更できるのが特徴。自転車のベルは道路標識に従う場合か、危険を防止するためにやむを得ない場合にのみ使用されるもの。「Shoka Bell」では前者では通常のベル音を、後者ではクルマのドライバーなどに危険を知らせやすい音を発することが可能だ。
強めの警告音を発する
販売元のShokaは現在、「Shoka Bell」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では99ドルの出資で「Shoka Bell」を1台入手できる(送料別途10ドル)。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は159ドルになる予定。
さてShokaによれば、「Shoka Bell」のバッテリーはフル充電すれば最大で200時間使用できるという。これは通常の使い方であればおよそ2か月間、充電なしで使用できることを意味している。ベルや盗難防止装置はめったに使わないにしても、ナビとライトが1回の充電で2か月使えるというのはかなり魅力的だ。それが1万円ちょっとで手にはいるなら、これはお得なのかもしれない。