HP Pavilion Wave 600の製品画像
新デザインのデスクトップPC「Pavilion Wave」(出典:HP)

HPは独創的デザインの新型デスクトップPCとして「HP Pavilion Wave 600」の販売を日本でも始めた。ただ形状は何かを連想させると、海外ニュースサイトでは指摘する声もある。

米国の人気ニュースサイト「Mashable」はこの新型PCについて「HP's Pavilion Wave PC is like nothing you've seen before(Pavilion Waveは、あなたが今までに見た何ものにも似ていない)」と題したレビュー記事を公開した。


文中ではAppleのデスクトップPCである「Mac Pro」を思い出させる部分が少しあると、ごく控えめに指摘している。ほかの幾つかのサイトでもMac Proが脳裏を過ったという記者はちらほらいるようだ。

Mac Proの製品画像
こちらはMac Pro(出典:Apple)

とはいえ黒く艶やかな円筒型のMac Proと異なり、Pavilion Waveは三角柱型で、表面にファブリック素材を採用しており、質感も異なる。

Pavilion Waveの設置例
Pavilion Waveは表面のファブリック素材が特徴(出典:HP)

Pavilion Waveの大きさは約17.3×16.8×25.9cmで、デスクやテーブルなどの卓上に起きやすい。表面のファブリック素材は音響効果に寄与するそう。一般のノートPCの約3倍、7Wの出力を持つ55mm口径のスピーカーを内蔵し、本体上部に配置したパラボリック・リフレクターから全方向へ反射させる。内部で発生する熱を放出するための排気口としても機能する。

上部のパラボリック・リフレクター
本体上部の構造は、放熱と音響機能をかねそなえている。

また丸みを帯びた三角柱のそれぞれの辺にマザーボード、記録装置、排熱装置の3つの主要コンポーネントを配置してあり、効率よく熱を逃がせる構造になっている。


4Kディスプレイ出力や2画面出力に対応し、インターフェイスはUSB 3.0が3つ、USB 3.1 Type-C、HDMI、DisplayPortが各1つ。Gigabit Ethernet、マイク/ヘッドフォンジャックもある。Cortanaに対応したデュアルマイクを使い、PCとハンズフリーで対話することも可能だ。

インターフェイス
インターフェイスは豊富だ(出典:HP)

CPUは第6世代Intel Core iシリーズ、メモリーは最大8GBのDDR4。記録装置は一部モデルで128GB SSDと2TB HDDのハイブリッド仕様。一部モデルはグラフィックスにはAMD Radeon R9 M470を搭載し、写真や動画の編集、ライトなゲーミング用途にも対応するそう。

希望小売価格は6万4,800円(税別)から。