種子島宇宙センター
場所は種子島宇宙センター

気象衛星「ひまわり9号」が、11月1日に打ち上げ予定だ。場所は鹿児島県の種子島宇宙センター。出発のもようはライブビューイングとインターネット中継でも閲覧できる。

ひまわり9号は、すでに打ち上げ済みの8号とともに開発した高性能な気象衛星。従来は30分を要していた観測を10分ごとに行い、さらに日本など特定の領域を2分半ごとなどの短い間隔で調べられる。


「ひまわり9号」のイメージ
ひまわり9号は高性能な気象衛星

これによって台風や集中豪雨をもたらす雲の動きをより詳しく把握でき、さらに火山灰や大気中のチリ・ホコリといった微粒子の分布も高精度にとらえられる。

衛星を載せて空へ飛び立つのはごぞんじ、日本が誇る「H-IIAロケット」。2001年に1号機を旅立たせてから十数年、営々と実績を重ね、今回は31号機となる。もうすっかりベテランのシリーズで、成功率は90%台後半をキープ。あまり緊張せず見守れるだろうか。

H-IIAロケットのイメージ画像
H-IIAロケットが今回も大役を果たす

打ち上げ時間帯は15時20分~18時18分。ロケットを手掛ける三菱重工業は、ライブビューイングを実施する。14時30分~最長18時50分の時間帯、東京・港区の「三菱重工ビル」2階にあるショールームのスクリーンに打ち上げを映し出す。H-IIAロケットの模型なども展示している場所なので、雰囲気はよさそう。

M's Squareのイメージ
三菱重工ビルのショールームのイメージ

また神奈川・横浜の「三菱みなとみらい技術館」で14時45分~最長17時00分に同様のもよおしをする予定。1階エントランスホールの壁面大スクリーンに映し出す。H-IIAロケットを含むさまざまな模型がある。

ネット中継は宇宙航空研究開発機構(JAXA)がYouTubeで配信する。三菱重工業の宇宙事業部に所属する社員が気象キャスターと一緒に解説する。


打ち上げが延期となった場合、当日のパブリックビューイングなどは中止となるので気を付けたい。最新情報はJAXAの公式サイトで確認できる。

【追記 2016/11/1】

JAXAは「ひまわり9号」の打ち上げ予定日時を、11月2日15時20分に再設定した。ネットの打ち上げライブ中継は2日の14時40分から配信するそう。

これに伴いライブビューイングの予定も三菱重工ビルのショールームでは2日14時30分~最長18時50分、三菱みなとみらい技術館では2日4時45分~最長17時00分に変更になっている。