
iPhoneやAndroidスマートフォンで手軽に食事や買い物の支払いができるアプリケーション「楽天ペイ」が登場した。ショッピングサイト大手、楽天が開発したもの。
楽天ペイでは、楽天会員IDでログインすると、簡単にお店での決済が可能になる。「QRペイ」と「セルフペイ」2種類の支払い方法が選べる。
QRペイは、まずお店側のスマートフォン、タブレットがQRコードを表示し、それを客側のスマートフォンで読み取る。

セルフペイはお店側が提示した金額を、客側がスマートフォンに手動で入力する。

支払い時には、楽天会員IDに登録しているクレジットカードと楽天スーパーポイントを組み合わせて使える。また支払った金額の0.5%分の「楽天スーパーポイント」がためられる。
クレジットカード決済サービス「楽天スマートペイ」の加盟店であれば、どこでも楽天ペイが使える。
ところで楽天グループにはすでに、Androidスマートフォンなどを店頭の読み取り機にかざすだけで支払いができる電子マネー「楽天Edy」がある。

楽天Edyと比べると、新たな楽天ペイはiPhoneでも使えるのが利点だろうか。ただ、はたして楽天グループとして複数の決済アプリを並行して維持していくのか、あるいは淘汰(とうた)が進むのか、気にかかるところではある。