ダイハツは、新型小型乗用車「トール」を11月9日に販売開始した。


「トール（THOR）」は、「子育てファミリーの日常にジャストフィットするコンパクトファーストカー」を目指して開発されたリッターカー。軽自動車で培ったパッケージング技術を応用し、コンパクトな外形寸法による取り回しの良さと、ゆとりある室内空間の両立を実現している。



子育てファミリーの使用シーンを想定し、豊富なシートアレンジと荷室を設定。リヤシートのリクライニング角度を70度として仮眠可能なスペースを確保した。リヤシートダイブイン時は1,500mm超の荷室長となり、長尺物も積載可能にしている。



荷室の積載性を高める多機能デッキボード（防汚シート付）を設定して、2段デッキを採用した。跳ね上げやデッキボードの反転などにより、自転車やベビーカーなど様々なものが積載可能となっている。また防汚シートを採用することで、後席シートバックを汚さずに自転車などを積み込めるようにした。



軽自動車でのノウハウは多様な収納スペースでも活かされている。インパネセンター大型ボックスは脱着式で、容量は5L。収納ボックスやダストボックスとして使用可能だ。


エンジンには、街中での扱いやすさを向上させた1.0L NAタイプと、走りと燃費を両立させた1.0Lターボタイプを用意。ターボエンジンは、1.5Lクラス相当のトルク（140N・m）を2,400～4,000回転域で発揮。合流、追い越しがラクで、高速道路でもストレスなく走行できる。