恵方を教えてくれるSiri

2月3日は節分。縁起のよい方角「恵方」を向いて巻きずし「恵方巻」を食べるのが流行だ。でも今年の恵方が分からない、という人はiPhoneで音声アシスタント「Siri」に尋ねると教えてくれる。ちょっとした冗談と一緒に。

iPhoneやAndroidスマートフォンを専門にしている人気ブログ「携帯総合研究所」が、恵方巻を食べるときに便利な使い方を紹介している。「北北西ってどっちだっけ」という人のためにiPhoneのコンパスアプリの利用方法も案内してくれているのがありがたい。


恵方巻は周知の通り、江戸時代の「土用丑の日のうなぎ」とか、20世紀の「バレンタインデーのチョコレート」とかと同じく、お店が積極的に広めたもよおし。最近は昆虫を使った風変わりな恵方巻も登場するなど、ちょっと面白おかしいイベントとしての要素も出てきた。

恵方巻の商品写真
恵方巻はお店が広めた習慣。江戸時代の「土用丑の日のうなぎ」から変わらぬノリだ

毎年その時期になると多くの人がTwitterなどで変な写真を投稿したり、冗談の種にしたりする一方、例によって「怪しげな風習」などと批判するきまじめな人も出てきて、なにかと活気づく。

どちらにせよiPhoneを片手にあれこれと盛り上がれる話題。もちろんSiriは持ち主のために必要な情報を教えるだけ。でも確かに食べているときに画面に向かって話しかけたりしない方がよさそうだ。