けものフレンズのロゴ

人気アニメ「けものフレンズ」。インターネット上で大いに話題になっている作品に、米国の経済紙 The Wall Street Journal(WSJ)も注目している、かもしれない。

けものフレンズは、さまざまな動物がかわいらしい女性の姿になって活躍する、いわゆる「擬人化」作品のひとつ。


まず2015年に先行してゲームが公開となったが、大きな流行にはならず2016年に終了していた。しかしその後2017年に始まったテレビアニメは、Twitterなどで話題を呼び、急速に知名度を高めつつある。

謎の生物の襲来などSFファンが好みそうな舞台設定と、かわいらしいキャラクター達のおだやかなやりとり、という不思議な組み合わせが好評を博しているもようだ。

ひょっとすると軍艦を擬人化した「艦隊これくしょん」や、日本刀を擬人化した「刀剣乱舞」などに続く社会現象を引き起こす可能性がある、かどうかはともかく、すでに個人が楽しむだけでなく企業が便乗して商品やサービスの宣伝を試みたり、動物園が飼育している哺乳類の生態について周知に生かしたり、クチコミの広がりは著しい。

そうしたなか、すでに終了したゲーム版を手がけていたネクソンの決算会見で、また再開するつもりはないか、といった質問が飛び出したようだ。口にしたのはWSJの記者。はたして、まじめな経済記事が並ぶ紙面に、けものフレンズについての記述が入る可能性はあるのだろうか。

いずれにせよ、この作品に多くの人が注目していることを反映した動きとは言えそうだ。