ウイコウのトミー
フランスの格安スマートフォンブランドが日本上陸

フランスの格安AndroidスマートフォンブランドWiko(ウイコウ)が日本に上陸する。まずは2月25日に主力製品「Tommy」を販売開始する。

ウイコウは2011年にフランスのマルセイユで設立したベンチャー企業。欧州、アジア、アフリカの世界33カ国に展開し、 フランスでは市場シェア第2位、西欧各国でシェア上位5位以内に入るという。


34か国目となる日本で売り出すTommyは、店頭実勢1万4,800円程度のモデル。5型HD(1,280×720ドット)ディスプレイを備え、カメラは背面800万画素、前面500万画素。

ウイコウのトミーの使用例
カメラは800万画素

ウイコウのトミーの使用例
画面は主流の5型サイズ

OSにAndroid 6.0 Marshmallowを搭載し、CPUはクアッドコアのQualcomm Snapdragon 210 MSM 8909+(1.3GHz)、メモリー容量は2GB、ストレージ容量は16GB。最大64GBのmicroSDXCメモリーカードを装着できる。重さは145g。

本体カラーは「ブリーン」「フラッシュレッド」「トゥルーブラック」の3種類だ。性能はほどほど、価格は安めといったところ。

カラーリングの例
本体カラーは3種類

iPhoneをはじめとした高級機を割引つきで購入し、その分高額な携帯電話料金を支払う習慣が根付いた日本で成功するだろうか。

もっとも最近は海外発の格安機種も、サポートが簡素な分料金が安いMVNO、いわゆる格安携帯電話(格安SIM)との組み合わせで一定の存在感を示しつつある。

ウイコウが参入を決めたことそのものが、日本のスマートフォン事情が少しずつ変化しつつある証拠、と言えるだろうか。今後の動向に注目したいところ。