
「Jollylook」は、39ドルで買えるビンテージ風インスタントカメラ。再生ダンボール紙で制作されている。

ビンテージカメラはデザインは美しいが、メンテナンスが面倒だったり、フィルムの入手が大変だったりする。筆者の友人にもマニアがいるが、彼は以前、東欧の国からフィルムを個人輸入していると愚痴をこぼしていた。
「Jollylook」は、そんなビンテージカメラの、おいしいところだけいただきたい人向けの商品。外観こそビンテージ風だが、その実態は再生ダンボール紙でできたインスタントカメラ・チェキ。シンプルな構造でメンテナンスはほぼ不要だ。

フィルムは市販の「インスタックスミニ」を使用できるので、旧共産諸国から個人輸入する必要もない。

電気を一切使わないのも特徴のひとつ。様々な電子デバイスの充電に追われている人には、これは逆に新鮮ではないだろうか?
使用するには、ボックスを開き、蛇腹を伸ばしてレンズを前に出す。続いてシャッターを切って撮影。撮影後は、ハンドルを手で回して写真を取り出すという仕組みだ。

使用するには



開発したのは米国フロリダ州に本拠を置くJollylook。同社は現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施している。本稿執筆時点では、39ドルの出資で「Jollylook」を1台入手可能だ(日本への送料10ドル別途)。出荷は2017年6月に予定されている。
