自転車通勤用に開発された「Lyra」

「Lyra」は自転車通勤者用に開発された自転車。ライトとGPS、そしてそれらに給電するバッテリーが、最初から組み込まれている。

自転車通勤用に開発された「Lyra」
自転車通勤者用に開発された自転車「Lyra」

夜間走行せざるを得ないケースの多い、自転車通勤者向けの設計。フロントフォークに計100個のLEDを搭載しており、前方だけでなく360度を照らす。これにより夜間視認性を向上し、自転車通勤者を巻き込み事故などのリスクから守る。


自転車通勤用に開発された「Lyra」
360度を照らすライトを搭載
夜間視認性を向上

リアには5つのLEDからなるライトを搭載。フロントライト同様、本体に組み込まれているため、ライトが盗難されるリスクが低くなっている。

自転車通勤用に開発された「Lyra」
シートポストも抜きにくい構造に

これらライトに給電するのは、ステム部分に組み込まれたバッテリー。このバッテリーは、ライトを一日30分使用した場合、20日程度使用可能だ。一般的な自転車通勤者であれば、月に1度充電すれば1か月間ライトを使用できることになる。バッテリーは取り外し可能で、micro USBケーブル経由での充電に対応している。オフィスのデスク上で充電可能だ。

自転車通勤用に開発された「Lyra」
バッテリーはUSB接続で充電可能
ステム内蔵タイプ

GPS機能を搭載。自転車が盗難にあった場合などに、現在位置をスマートフォンで表示可能だ。

自転車通勤用に開発された「Lyra」
自転車をどこに置いたか、忘れがちな人にも便利?

開発したのは米国サンフランシスコに本拠を置くMission Bicycle。同社の当面のターゲットは、米国内のみなのだそう。だが、「Lyra」が米国で売れ資金を調達できれば、日本市場にも参入したいとのことだった。

自転車通勤用に開発された「Lyra」
日本でも人気がでそうなカラーリング

「Lyra」の最大のメリットは、360度照射可能なフロントライトだろう。盗難されることの少ないこのライトは、日本の自転車通勤者にも恩恵を与えてくれるはずだ。Mission Bicycleによる日本参入を待ちたい。

自転車通勤用に開発された「Lyra」