
中東クウェートにある日本大使館に侵入者があり、外務省がTwitterとInstagram(インスタグラム)を駆使して実況報告を行った。
実況が始まったのは日本時間の4月11日。まずクウェートのミッシュレフ地区にある日本大使館が、インスタグラムで侵入者の動画を撮影し、英語の解説を添えて投稿した。
映っているのは全身するどく武装したかのような姿だ。すでに合計数百件もの「いいね」がついている。
翌12日には、各国にある大使館をまとめる外務省で、一般の人にも親しみやすい情報発信を担当する「外務省やわらかツイート」が中東での緊迫のできごとを詳しく紹介した。
いわく大使館セキュリティから侵入者ありとの通報を受け、現場に急行すると、身柄を確保済みで、丸くなって降参していると分かった。事情聴取のため大使館内に同行を求めたという。
取り調べ中にパンなどを与えると、おいしそうに食べたが、問いかけに対しては黙秘。結局、証拠不十分のため解放したそう。
日本では猫や小鳥であればともかく、ハリネズミが大使館の敷地にあらわれるというのはちょっと想像できないが、クウェートを含むアラビア半島には野生の状態で生息している。雑食で、しばしば砂漠に穴を掘って暮らしているとか。