下から上に流れるみずがめ座エータ流星群」

ウェザーニューズは、「みずがめ座η(エータ)流星群」が観測できる5月5日深夜の天気予報を発表した。当日は湿った空気の影響で、遅い時間ほど広範囲で雲が多くなるが、雲の隙間から観測のチャンスがあるとしている。

■みずがめ座エータ流星群とは?

「みずがめ座エータ流星群」は、ハレー彗星が宇宙に残した“ちり”が、地球の大気圏に入ることで流れ星として観測される流星群。東の空に見えるみずがめ座付近から、下から上に向かって光がのびる様子を観測できる。


下から上に流れるみずがめ座エータ流星群」

毎年GWの時期に観測され、南半球では1時間に50個程度流れる大型の流星群として知られるが、日本など北半球の中・高緯度では放射点があまり高く昇らず、南半球に比べると流星の見える数が少なくなる。

今年の出現ピークは5月6日11時頃と日中のため、5日深夜から6日明け方が流星観測に適した時間となる。またこの流星群はピークがなだらかなので、GW期間中は毎日明け方近くに観測のチャンスがある。

今年は放射点が昇る頃に月が沈むため、月明かりの影響が少ない。日本でも晴れて街明かりの少ない所では、1時間に最大10個程度の流星が観測できる可能性がある。

■当日の天気は?

5日深夜から6日明け方は、西~東日本は南から湿った空気が流れ込み、遅い時間ほど雲が広がりやすくなる。

下から上に流れるみずがめ座エータ流星群

北日本は北海道の北にある低気圧の影響で、道北・道南や東北北部ほど雲が多くなりそう。湿った空気の影響を受けにくい瀬戸内周辺は晴れて観測に適した天気となる予想だが、その他は広範囲で「チャンスあり」となる見通し。

この予報は4月27日時点のもの。予報は今後変わる可能性があるので、ウェザーニューズのスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」内の「星空 Ch.」、またはウェザーニュースの特設Webサイト「みずがめ座エータ流星群」で最新の情報を確認されたい。

■ニュージーランドから生中継!

ウェザーニューズの運営する24時間ライブ番組「SOLiVE24」では、「みずがめ座エータ流星群」を5月6日0時から3時30分の間生中継する。中継地点はニュージーランドのテカポと国内の合計3か所を予定。テカポは“世界一の星空”と称される、極上の星空を堪能できる街。番組はウェザーニュースのWebサイトの他、ニコニコ生放送、YouTube Live、LINE LIVE、Periscope、FRESH!、Facebookライブ動画など各種動画サイトから視聴できる。

下から上に流れるみずがめ座エータ流星群」