パナソニックの4K有機ELテレビ

パナソニックは4K解像度の有機ELテレビを6月16日に発売する。65型プレミアムモデルの「TH-65EZ1000」、65型/55型スタンダードモデル「TH-65EZ950」「TH-55EZ950」合わせて3種類だ。

上位のTH-65EZ1000を見ると、有機ELの特徴として、1画素単位で映像を制御でき、指定した範囲を発光をさせないことで「完全な黒」が表現できるとしている。またプラズマテレビのノウハウを応用して輝度を調整する「ヘキサクロマドライブPLUS」技術により、映画などの暗い場面でも滑らかな階調表現を可能にしたとする。HDR規格に対応するほか、ハリウッドの映画会社を中心に設立した「UHDアライアンス」が規格化した「Ultra HD Premium」認証も取得している。


パナソニックの4K有機ELテレビ

また音響回路設計やスピーカーの構造、チューニングを、ハイファイオーディオ開発部門「テクニクス」と連携して手掛けている。専用部品を採用し、オーディオ信号処理時の音の劣化、歪みやノイズの低減などを図ったという。音楽、映画、スポーツなどそれぞれの映像に合った音響を楽しめるとしている。

最大出力80Wの3Wayスピーカーを本体から1本でつながるかたちで装備。本体のデザインは最も薄い部分で6.7mmとなっており、壁かけ時にはスピーカーも画面とともに薄型に収まるよう設計してある。ケーブルや端子などはカバーで隠せる。

パナソニックの4K有機ELテレビ

これに加え「H.265/HEVC」「VP9」デコーダーを内蔵し、さまざまな4K解像度のインターネット動画を手軽に楽しめる。対象は「NETFLIX(ネットフリックス)」「DAZN(ダ・ゾーン)」「Amazonビデオ」「dTV」「ビデオパス」「YouTube」「4Kアクトビラ」「ひかりTV 4K」だ。各種機能の音声操作も行える。

このほかデジタル3チューナーを備え、別売のUSBハードディスクをつなげば、番組を視聴しながら、2つの裏番組を同時に録画できる。専用アプリケーション「Panasonic Media Access」を使って、放送中または録画した番組を外出先からスマートフォンやタブレットで視聴することも可能だ。

Wi-Fi対応で、インターフェイスはHDMI入力を4つ、USBポートを3つ備える。オープン価格となっている。