ソニーは、身近な紙や文房具をロボットを変えるおもちゃ「toio」を正式発表した。12月1日に発売予定だ。
もとになるのは白くて四角い小さなロボットだが、子供(こども)は自由な発想で鉛筆をくっつけたり、ボール紙で装飾したりしてデザインを変えられる。
できあがったロボット同士でバトル、レース、アクション、スポーツ、アート、パズルなどが楽しめる。さらに工夫次第で、新しい遊び方を生み出せるのが特徴。いわゆる電子工作をおしゃれに、なじみやすく洗練した内容だ。
箱型のロボットである「コア キューブ」のほか、ロボットの頭脳である「コンソール」、人間がロボットを制御するためのコントローラー「リング」、ロボットにさまざまな動作を指示する「カートリッジ」などで構成する。
遊び方はというと、まずバトルならバトル用、レースならレース用のカートリッジをコンソールにさしこむ。次いでコア キューブとともに電源を入れ、リングを手にとって操作を始める。
またカートリッジによっては、2台のロボットを紙や布でつないで連携させ、まるで生き物のように動かすことも可能だ。こちらも子供の発想によっていくらでも面白い姿に変えられそうだ。
カートリッジは目下、ソニーが開発したものだけが明らかになっているが、今後は外部の企業が作るものも増えていくそう。
オープン価格だが、店頭実勢はコア キューブ2個、コンソール1個、リング2個をセットにした「トイ・プラットフォーム toio」が2万円前後。またバトルやレースなどのカートリッジに周辺機器をつけた「toio collection」が5,000円前後、ロボットを生物のように動かす「工作生物 ゲズンロイド」が4,000円前後。