セグウェイタイプの乗り物「Kiwano K01」

「Kiwano K01」は、体重移動でコントロールするセグウェイタイプの乗り物。同様の電動ビークルよりも安く購入できるというメリットを持っている。

セグウェイタイプの乗り物「Kiwano K01」
体重移動でコントロールするセグウェイタイプの乗り物「Kiwano K01」

セグウェイは画期的な乗り物ではあったが、サイズが大きすぎ、また価格が高すぎるため、個人で所有するのは困難だった。

体重移動でコントロールするタイプの乗り物には、ハンドルのないホバーボードタイプのものもある。こちらはサイズが小さくてクルマやバス、電車などにも持ち込み易く、価格も比較的手ごろ。だがバランスを取るのが難しく、乗りこなせない人もいる。

「Kiwano K01」は上述の2つのタイプの乗り物の欠点解消を目指した乗り物。セグウェイタイプではあるがサイズが小さく、公共の交通機関などにも持ち込める(注意:米国の場合)。また、ハンドルが付いているため比較的コントロールしやすく、短時間の練習で乗りこなすことが可能だ。

セグウェイタイプのビークル「Kiwano K01」
ハンドルが付属しており、比較的短時間で操作をマスターできる

最高速度は時速32キロ。一回の充電で32キロ走行できる。公共の交通機関の駅などから、オフィスなどの最終目的地を繋ぐための“ラストマイル”向けの乗り物。同じ目的でデザインされたビークルには、折り畳み式の電動バイクや自転車、スケートボードなど様々なタイプが存在しているが、「Kiwano K01」は安全性や耐久性、携帯性などの総合力で競合と十分に戦っていけるパワーを持っているという。

通勤では段差を超えなければならないこともある。そんなときのため、サスペンションが搭載されている。舗装されてない道路を走行するときのために、全天候型で設計された。また、搭乗できない状況に便利な、ワイヤレスコントロール機能も採用されている。

セグウェイタイプのビークル「Kiwano K01」
段差乗り越えに便利なサスペンション付き

セグウェイタイプのビークル「Kiwano K01」
舗装されていない道も走れる

セグウェイタイプのビークル「Kiwano K01」
ワイヤレスコントロール機能付き

「Kiwano K01」は今年8月、米国で販売開始される。価格は799ドルを予定している。

セグウェイタイプのビークル「Kiwano K01」

インターネットコムではKiwano K01のマーケティングディレクターであるHayden Curtisさんとコンタクトを取り、「Kiwano K01」に関する様々な情報を得た。だが、「Kiwano K01」の日本市場参入についてだけは回答を得ることはできなかった。法規制が厳しいこともあり、現時点では考えていないということなのかもしれない。