ホンダの蓄電機「LiB-AID E500」発売

ホンダは、ハンディータイプ蓄電機「LiB-AID(リベイド)E500」を9月1日に販売開始する。

リベイドE500は、高品質な電気の供給が可能な最大出力500Wのハンディータイプ蓄電機。発電はできないが、電源から蓄電することで家庭のコンセントと同等品質の電気を出力し、家電製品を使用可能にする。AC 100Vコンセントx2、USB出力端子x2が搭載されており、消費電力69Wの液晶テレビであれば約5時間の視聴が可能だ。USB接続タイプの2.5W LED照明なら約7日間使用できる。


ホンダの蓄電機「LiB-AID E500」発売

■使用できる電気製品の例
スマートフォン(5W):約20回充電可能
ノートPC(65W):約4回充電可能
電気毛布(55W):約4時間
電気ポット(1L)(430W):約3回沸騰可能
石油ファンヒーター(390W):約2.5~4時間
ガスファンヒーター(27W):約6.5~8時間

カラーバリエーションはネオエナメルホワイト、ブラック、パワーレッドの3色展開。メーカー希望小売価格は7万9,920円(税込)。クルマのアクセサリーソケットで充電できる充電器を同梱した「E500 JN1」は8万6,400円(価格はいずれも税込)。

ホンダの蓄電機「LiB-AID E500」発売

ホンダのポータブル電源(発電機や蓄電機)は、もとは「電気を持ってどこかへ行こう」というコンセプトのもと、屋外で家電を使いたいという顧客のニーズに応えるものとして登場した。だが使い方によっては、防災グッズとしても利用可能なケースがあると考えられる。

例えば上述の通り、USBタイプのLED照明であれば1週間使用ができる。2.5Wではそれほど明るくはないが、停電時には心強い夜間照明となるだろう。液晶テレビが約5時間視聴可能なのは情報収集に有効だし、電気ポッドが約3回使えるのはカップ麺を食べる際に便利だ。

リベイドE500は、消費電力が500Wを超える、電子レンジ、IHクッキングヒーター、エアコンなどでは利用できない。だが、リベイドE500を2台、もしくはリベイドE500とHonda発電機を並列接続することで使用が可能になるケースがある。詳細はホンダWebサイト内の「LiB-AID E500」ページを参照されたい。