ネコ好きには、ネコの特定のパーツが好きという人も多いみたい。肉球が好きという人はいまや珍しくはありませんが、ネコのお尻が好きという人や、ネコの耳の匂いがグッドスメルだというマニアな人もいます。
芳澤ルミ子さんが2016年6月に出版した『にゃんたま』は、そんなマニアさえもうならせる写真集。なんとねこのたまたまにフォーカスした写真集でした。その芳澤ルミ子さんによる最新写真集『ネコの裏側』が12月8日に販売開始されました。
ねこのたまたま、てんこもり!
『ネコの裏側』は、アクリルボード製のキャットウォークの下から撮影したネコ写真を集めた一冊。ふだんは見られないネコの隠された一面を、思う存分じっくり眺められます。
みんな大好き肉球も、前足、後ろ足、同時に拝めます。肉球を見せてくれるネコたちも多種多様。例えば子ネコの集団さんも、ういういしい肉球を公開しています。
もちろん、大人ネコの肉球も。こうしてみると、肉球もひとりひとり(?)違うものだなとつくづく感じます。人間の指紋みたい?
ベロを出したまましまい忘れているネコ、いますよね?そんなネコを下から見ることだってできちゃいます。
興味深いのは香箱座り。あれを下から撮影した写真があります。見ればみるほど、「なぜ?」と思う座り方を、いくつかのバリエーションで堪能できます。
掲載されている写真では、ネコはほとんどキャットウォークの上。人間に対しては、徹底的に、上から目線です。ネコから見下ろされたいという願望を持っている方にとっても、たまらない写真集でしょう。
2017年のイグノーベル賞では、「猫は固体であると同時に液体でもあり得るのか」という研究に対し「物理学賞」が与えられました。同論文では、ネコは体積は一定ですが、その形状が容器に合わせて変化することから、液体としての特性も持っているとされています。
この研究が正しいのかはよくわかりませんが、『ネコの裏側』にも液体化してしまったネコの画像が3枚掲載されています。
そしてもちろん、芳澤ルミ子さんならではのにゃんたま写真も!
全国の書店およびAmazon.co.jpなどの通販サイトで購入できます。判型はA5変形、96ページ。価格は1,080円です。