花粉のイメージ画像

日本気象協会は、2018年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測をまとめた。東北は前年の2倍超、関東甲信、四国は約1.5倍飛散する見通し。

今回の予測は第3報。スギ花粉のピークは、福岡では2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋では3月上旬から中旬。金沢と仙台では3月中旬から下旬にピークを迎える見込み。東京のピークは3月上旬から4月上旬。多く飛ぶ期間が長い。


スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉のピークが始まる。福岡では3月下旬から4月上旬、広島では4月上旬、高松・大阪・名古屋・東京では4月上旬から中旬の見込み。金沢と仙台は4月を中心にヒノキ花粉が飛散するが、飛散量は他地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない。

スギ、ヒノキ花粉のピークはいずれも平年並みとなっている。

2018年春の花粉飛散量は東北から近畿、四国地方までの広い範囲で、前年を上回る見込み。東北から中国、四国地方にかけ前年比で「非常に多い」飛散量の都道府県があり、注意が必要だ。

花粉ピークのイメージ
(出典:日本気象協会)

ただこれは前年の花粉の飛散量が少なかった反動もある。そのため例年比でみると、東北と東海地方ではやや多く、特に青森県では「非常に多い」予想だが、関東甲信、近畿、九州地方では例年並み。北海道、北陸、中国、四国地方では例年を下回る見込みだ。

2018年春のスギ花粉の飛散開始は例年並み。2月上旬に九州や中国、四国、東海、関東地方の一部から花粉シーズンが始まる見込み。ただしスギ花粉は飛散開始日と認められる前から、わずかな量が飛び始める。2月上旬の飛散開始を予測している地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよい。