ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」

スマートフォンには防水を謳う製品が多く出回っています。でも、タブレットの防水対応はまだまだ。濡れるかもしれない場所では、防水ケースが必需品となります。“お風呂で読書”という文化を持つ日本人には、これはちょっとさみしい状況です。

筆者はこれまで1,000円程度の防水ケースをいくつか試してきました。どれも使用に問題はないのですが、この手の防水ケースは消耗品。定期的に交換する必要があります。となると安い方がうれしい、ですよね?


実は防水ケースは、100円ショップダイソーで「タブレット用簡易防水ソフトケース」として販売されています。これ、入浴中の読書利用に堪えるものでしょうか?実際に風呂場に持ち込んで試してみました。

ダイソーのタブレット用簡易防水ソフトケース
この状態で、お風呂場に持ち込みます

■タッチ感度は問題なし

ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」には、iPad 用(縦257x横202ミリ以下のタブレットに対応)と、iPad mini用(縦202x横148ミリ以下)の2種があります。今回試したのはiPad mini用。これに8インチサイズのタブレットを入れてみました。

製品のパッケージには、「完全な防水ではありません。水の中には絶対入れないでください」とあります。とはいえ、お風呂でタブレットを使っていると、手が滑って湯舟に落ちるケースもしばしば。ということで、タブレットの下3分の1ほどを浸けてみました。

ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」
注:壊れてもかまわないタブレットで検証しています

結果、特に浸水もなく問題なく使えました。タッチ感度もまずまず。少しくらいであれば指が濡れていても、反応してくれました。

ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」
検索もできました

長期使用した場合の耐久性は不明…というか、見るからに低そうですが、初回のテストでは防水機能に問題は見つかりませんでした。

■一般的な防水ケースと比べると?

1,000円程度の防水ケースと比べると、「タブレットを入れやすい」「入れたあとでロックをしやすい」というメリットがあります。特にロックは楽。一般的な防水ケースではロックするのが大変なだけでなく、ロックを外すのがもっと大変。ドライバーを突っ込むなどしないと外れず、手でやるとツメが折れそうになるものも存在します。でも、ダイソーの防水ケースならとても楽です。

ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」
一般的な防水タブレットケース
ロック部分はとてもしっかりしていて安心感があります
でも、タブレットを入れるのはちょっと面倒です

ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」
ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」
出し入れが楽です

■デメリットは?

これをデメリットと呼んでよいのかはちょっと不明なのですが…。このダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」。使っているうちに、「これなら、ジップロックでもよいのでは?」という気持ちがふつふつとわいてくるのです。「ジップロックのLサイズでも、同じ使い勝手を得られるのでは?そっちの方が安いのでは?」という疑念が拭いきれません。

ダイソーの「タブレット用簡易防水ソフトケース」
うっかり沈めても、ジップロックなら(たいてい)大丈夫です

とはいえ、ジップロックと比べると、タブレットを入れるのに適したサイズ感を持っていたり、ストラップを通せる穴があいていたりと、いくつかの工夫が凝らされています。

ダイソー防水ケース
ケース上部左右にストラップホールがあります
ストラップは、お風呂場での使用時には便利です

■こんな人におススメ

お風呂でタブレットを使いたいけど、タブレットは意外と重いので、入浴しながらの使用はすぐにやめてしまうかもしれない。そんな懸念を持っている人が本格的なケースを買う前に、お試しで使ってみるのにダイソーの防水ケースは適していると思います。

その他、「お風呂で本を読むのは、ワンピースの新刊がでたときだけ」なんて人にも良いかも?お風呂にタブレットを持ち込むのは3か月に1度だけで、そのために1,000円を超える防水ケースを買うのはもったいないという人には、ダイソーの防水ケースやジップロックはぴったりでしょう。

ジップロックでタブレット
海賊王に俺はなる!
…風呂で

価格はもちろん108円。ちなみに、ジップロックのLサイズは1枚30円程度からです(Amazon.co.jpで購入した場合)。