AVサラウンドレシーバー「AVR-X550BT」

AVサラウンドレシーバー2018年モデルをデノンが6月中旬に発売する。5.2chモデルの「AVR-X550BT」を5月中旬、7.2chモデルの「AVR-X1500H」「AVR-X2500H」の3種類。

従来モデルのミニマルなデザインを継承。AVR-X550BTは、5chのパワーアンプ、2系統のサブウーハー出力を搭載。HDMI入力は5系統で、うち3系統が4K UHDのパススルーおよびHDR 10、Dolby Vision、Hybrid Log-gammaなど最新のハイ・ダイナミックレンジ規格に対応する。パワーアンプの回路構成は全チャンネル同一のディスクリート構成を採用。増幅素子についてもハイカレント・トランジスタを採用する。BluetoothRやFM/AMラジオチューナーも搭載。付属のリモコンに加え、iPhoneやAndroidスマートフォンに対応したリモコンアプリケーション「Denon 500 Series Remote」で操作できる。


初期設定を画像とテキストでガイドするセットアップアシスタントとスピーカーの設定を自動で行うオートセットアップ機能も搭載している。

AVR-X1500H、AVR-X2500Hは3Dサラウンドフォーマットの「Dolby Atmos」「DTS:X」に対応。こちらもパワーアンプに全チャンネル同一のディスクリート構成を採用し、チャンネルごとの音質差を排除している。7chアンプを搭載し、最大出力はAVR-X1500Hが175W、AVR-X2500Hが185W。トップスピーカーやハイトスピーカー、ドルビーイネーブルドスピーカーを用いる5.1.2ch構成およびサラウンドバックスピーカーを用いる標準的な7.1ch構成に対応。またハイトスピーカーやリアスピーカーを設置していないステレオ、5.1ch、7.1chなどの環境においても高さ方向も含むあらゆる方向から音が聴こえる「DTS Virtual:X」にも対応する。HDMI端子はAVR-X1500Hが6入力/1出力、AVR-X2500Hが8入力/2出力。

全端子が4K UHD、「HDR 10」「Dolby Vision」「Hybrid Log-gamma」のパススルーに対応している。Ultra HDブルーレイやストリーミング配信、テレビ放送などを利用できる。アナログレコードの盛り上がりに合わせ、どちらもMMカートリッジ対応のPhono入力を新たに装備する。

最新の32bit D/Aコンバーターを採用。AVR-X2500Hについては容量を20%増やした12,000μFのカスタムコンデンサーや上位モデルで採用されていた高密度フットを組み込んでいる。

ネットワークオーディオ機能は、HEOSテクノロジーによりAmazon MusicやAWA、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスに対応。セットアップと操作をより快適にするHEOSアプリにも対応する。「HEOS 1」「HEOS 3」「HEOS HomeCinema」などの機器をシステムに追加すればワイヤレス・マルチルーム環境を構築できる。PCやNAS、USBメモリーからの音楽再生もでき、5.6MHz DSD、192kHz/24bit PCMに対応する。

スマートフォン、タブレットでAVレシーバーの操作と設定ができる「Denon 2016 AVR Remote」にも対応。Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n をサポート。2.4/5GHzのデュアルバンドとMIMOに対応する。FM/AMチューナーも備え、FM補完放送「ワイドFM」にも対応する。

希望小売価格は5.2chモデルのAVR-X550BTがが3万5,000円(税別、以下同じ)、7.2chモデルのAVR-X1500Hが5万9,500円、7.2chモデルでより高性能なAVR-X2500Hが9万円。