「山本山」などが食品の無償支援
「鹿児島県産 新茶 山本山 ティーバッグ」を医療従事者へ

新型コロナウイルス感染拡大の長期化により厳しい環境に置かれている医療従事者へ、お茶や海苔(のり)を手掛ける「山本山」などが食品の無償支援を行う。「鹿児島県産 新茶 山本山 ティーバッグ」を約9,000個寄付する。

山本山は江戸時代の元禄3年(1690年)創業の茶・海苔メーカー。東京・日本橋に本社を置き、商品は贈答用などとしてもよく知られる。


今回はほかの食品事業者有志と共同で医療従事者向けの取り組みを行う。背景には、新型コロナウィルス感染者数の増大が医療機関に深刻な影響を与えている状況がある。厚生労働省の発表でも特に東京や大阪などの大都市圏に感染者数の増大に病床確保が追いついていない点を指摘している。

こうしたなか医療従事者が肉体的疲労と精神的な不安を抱えて業務を続けているとして、山本山が発起人となり有志数社とともに4月29日から各社の飲料品、食料品の無償提供を決めた。心と体を安らげるきっかけになればとの考えだ。