
医療現場などへ不足するマスクを無償提供できる支援サイト「masks.co.jp」が登場した。ホテル向けスマートフォンレンタルを手掛けるhi japanが公開した。
hi japanはホテルのゲストルームなどに置く情報提供用スマートフォンのレンタルサービスを手掛ける。今回は主要株主であるシャープやソフトバンクがマスク供給支援を発表しているなか、hi Japanとしても取り組みを始めた。

masks.co.jpはサイト上で広く支援金を募り、マスクを購入して医療従事者や生活インフラを最前線で支えている分野へ届ける方針。感謝の言葉も同時に届けるとしている。
「サージカルマスク」と「医療用KN95マスク」の2種類を提供する予定。


サージカルマスクについては1口1枚39円、医療用KN95マスクは1口1枚390円でそれぞれ支援を募る。
サージカルマスクについては決済システム上の制約で当初は3口(3枚)117円からで支援を受け付けるが、近日中に1口1枚39円での受け付けを実装するとしている。
決済方法はクレジットカード(VISA、Mastercard、AMEX)、Apply pay、Google pay、Shop pay。
マスクの生産国はいずれも中国。サージカルマスクは不織布3層構造で欧州のEN14683規格と米国ASTM(米国試験材料協会)の定めた医療用マスクの素材条件を満たし、欧州のCE認証を受けた工場で生産する。
医療用KN95マスクは不織布4層構造で、欧州のEN149:2001 FFP2規格と米国ASTM(米国試験材料協会)の定めた医療用マスクの素材条件を満たし、欧州のCE認証を受けた工場で生産する。
具体的な提供先については、医療機関、自治体、ソーシャルワーカーなどから希望種や必要数の要望を受け、専門家との協議をへて決定する。masks.co.jpのサイト上やSNS、メールを通じ、支援実績や支援希望者の追加要望を支援者と随時共有する。