ホンダは「シビック TYPE R」をマイナーモデルチェンジし10月9日に販売開始した。前後バンパーをよりスポーティーなデザインに変更したほか、サーキット走行性能をさらに追求している。また、「シビック TYPE R Limited Edition」を国内200台限定で11月30日に発売する。
今回のモデルチェンジでは、フロントグリルの開口面積を大きくすることで冷却性能の向上を図った。また、フロントバンパーエアスポイラーの形状変更などで従来モデル以上のダウンフォースレベルを実現し、さらに2ピースフローティングディスクブレーキを採用することでサーキット走行時のブレーキフィールを向上させるなど、サーキット性能を進化させている。
(画像車両のボディーカラーは新色「ポリッシュドメタル・メタリック」)
アダプティブ・ダンパー・システム制御や、サスペンションブッシュ・ボールジョイントなどのきめ細やかなサスペンションのアップデートを実施。これにより、コーナーアプローチからコーナーを抜けるまでの一連のハンドリング性能や、荒れた路面における接地性・制振性が進化し、さらなる一体感とダイレクト感を実現した。
(画像車両のボディーカラーは新色「レーシングブルー・パール」)
ステアリングの表皮にはアルカンターラを採用し、握りの質感とフィット感を向上させ、車両の挙動をよりダイレクトに感じられるようにした。またシフトノブをティアドロップ形状に変更することにより、ノブの傾きの認識性と操作精度を実現し、ドライバーと車両の一体感を進化させた。
「シビック TYPE R Limited Edition」では、徹底した軽量化と専用装備によりピュアスポーツ性能をさらに向上させた。また初代シビック TYPE Rを想起させるサンライトイエローIIを専用色に設定している。
サンライトイエローIIを専用色に設定
足元では、専用のBBS製20インチ鍛造アルミホイールを採用し、バネ下重量の軽量化を図った。タイヤではミシュラン パイロットスポーツ Cup2を採用している。その他、アダプティブ・ダンパー・システムとEPSの専用セッティングが施された。
ボディーカラーは「シビック TYPE R」が「ポリッシュドメタル・メタリック(新色)」「レーシングブルー・パール(新色)」「チャンピオンシップホワイト」「クリスタルブラック・パール」「フレームレッド」。「シビック TYPE R Limited Edition」が「サンライトイエローII」。
メーカー希望小売価格は「シビック TYPE R」が475万2,000円で、「シビック TYPE R Limited Edition」が550万円。