川崎重工はオフロード四輪「TERYX」シリーズのニューモデル「TERYX KRX 1000 eS」「TERYX S」「TERYX4 S」を発表した。2021年1月以降、アメリカやカナダなどの導入国で順次販売開始する。

■ TERYX KRX 1000 eS
カワサキ「TERYX」シリーズにおける新たなフラッグシップとなるモデル。2019年10月に発売した「TERYX KRX 1000」をベースに、電子制御サスペンション「カワサキ・エレクトロニック・コントロール・サスペンション:KECS」を搭載している。KECSは、路面状況や運転状況に応じてサスペンションの減衰力を瞬時に調整し、快適性の向上に貢献する。


カワサキ オフロード四輪「TERYX KRX 1000 eS」「TERYX S」を北米市場中心に発売
フラッグシップモデル「TERYX KRX 1000 eS」

また、フルカラーTFT液晶メーター、スチール製フロントバンパー、着脱が容易なルーフを装備したほか、外装デザインにはアグレッシブなカラーとグラフィックを採用した。

ドライブトレインには、999cc水冷4ストローク2気筒 DOHC4バルブエンジンとCVTの組み合わせが採用されている。

■ TERYX S、TERYX4 S
「TERYX」シリーズは、オフロードにおけるスポーツ性、機能性、快適性に加え、優れた耐久性や高い質感を備えた万能型オフロード四輪車。2シーターの「TERYX」と4シーターの「TERYX4」がラインナップされている。

今回追加された「TERYX S」「TERYX4 S」は、前述の「TERYX」「TERYX4」に対して、トレッドの拡大、ホイールベースの延長、ロングストロークサスペンションの採用といった改良を加えたモデル。快適性に加え、直進安定性やコーナリング時の安定性を向上させている。

カワサキ オフロード四輪「TERYX KRX 1000 eS」「TERYX S」を北米市場中心に発売
2シーターの「TERYX S」

ドライブトレインには、783cc水冷4ストロークV型2気筒 SOHC4バルブエンジンと、CVTの組み合わせが採用されている。

カワサキ オフロード四輪「TERYX KRX 1000 eS」「TERYX S」を北米市場中心に発売
4シーターの「TERYX4 S」