「HondaJet」2020年のデリバリー数は31機

ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company:HACI)は、「HondaJet」の2020年暦年(1月~12月)のデリバリー数が31機だったと発表した。小型ジェット機カテゴリーにおいて、4年連続でデリバリー数世界第1位を達成している。

「HondaJet」は、主翼上面のエンジン配置などのホンダ独自の技術により、クラス最高水準の静粛性や室内サイズなどを実現した小型ビジネスジェット機。北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、および日本で販売されており、世界では170機以上の「HondaJet」が運用されている。


「HondaJet」2020年のデリバリー数は31機

2020年は、パキスタンとロシアでの型式証明を取得したことで、グローバル展開がさらに拡大した。また、英国に新たなサービスセンターとフライトトレーニングセンターを設置している。

日本国内での活動では、HondaJet Japanが今年2月から一般顧客に向けたチャーターサービスの提供を開始した。

HACI取締役社長である藤野道格氏は、2020年暦年のデリバリー数について次のようにコメントしている。

「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ビジネスジェット市場全体のデリバリー数は大きく減少しましたが、HondaJetのデリバリー数は、2020年後半にはほぼコロナ禍前のレベルにまで回復し、4年連続でクラスNo.1を達成することができました。これは世界中の多くのお客様からクラストップの性能や快適性そして高い信頼性を評価していただいた結果です。今後もさらに多くの方々にHondaJetを利用していただく努力を重ね、世界のビジネスジェット市場の活性化に貢献していきたいと思います」

「HondaJet」2020年のデリバリー数は31機