パガーニは、最新モデル「Huayra R（ウアイラ・アール）」を3月19日（日本時間）に発表した。価格は260万ユーロ（約3億3,800万円）で30台限定生産となるレーストラック用のハイパーカー。


「ウアイラ・アール」は、将来のパガーニモデルに向けて開発されている技術を取り入れた実験的なモデル。レーストラック専用に開発された究極のハイパーカーで、レッドゾーンの9,000rpmまで最高の走行性能を提供する。



ドライブトレインには、最高出力850馬力/8,250rpm、最大トルク750Nm/5,500～8,300rpmを発生する6.0L V型12気筒のNAエンジン（パガーニ製新型V12-R）と、6速シーケンシャル・ノンシンクロ・ドッグリング・ギアボックスの組み合わせを採用している。車両重量は1,050kgまでの軽量化に成功した。


■ 主要諸元（メーカーによる目標推定値）
エンジン：パガーニ製V12-R 6.0L 自然吸気12気筒V型
最高出力：850hp/8,250rpm
最大トルク：750Nm/5,500～8,300rpm
トランスミッション：後輪駆動
ギアボックス：6速シーケンシャル・ノンシンクロ・ドッグリング・ギアボックス
ブレーキ型式：ブレンボ製CCM-Rベンチレーテッド・ディスク（フロント410x38mm モノシリック6ピストン＆キャリパー、リア390x34mm モノシリック6ピストン＆キャリパー）
ホイール：APP製鍛造モノシリック・アルミ合金（19インチ）
タイヤ＆型式：ピレリPゼロ スリックバージョン ドライ＆ウェット（フロント275/675 R19インチ、リア325/705 R19インチ）
サスペンション：鍛造アルミニウム合金独立ダブルウィッシュボーン式、ヘリカルスプリングと電子制御ショックアブソーバー装備
シャシー： モノコック、パガーニ製カーボチタンHP62 G2およびカーボトリアックスHP62、CrMo合金鋼製のフロント及びリアチューブラーサブフレーム
乾燥重量：1,050Kg