ウェザーニューズは、皆既月食が観測できる5月26日の天気見解を発表した。北日本や東日本は晴れるところが多くなり、月食を観測できる見込みとしている。

■ 当日の天気は?
26日夜は、北日本や東日本は高気圧に覆われて晴れるところが多くなり、月が欠ける様子を見ることができそう。西日本は比較的雲が多いものの、雲の隙間から皆既月食が見えるチャンスがあるかもしれない。


5月26日は皆既月食&スーパームーン ― ウェザーニューズが当日の天気見解を発表

一方、九州や四国は高気圧の後面にあたり、また梅雨前線の雲もかかり始めるため、月を見るのは難しそう。

■ 今回の皆既月食はいつ見える?
今回の皆既月食では、月の出の時点で既に部分食が始まっていて、月食の全過程が見られない地域も。北海道東部や東北東部、関東、中部地方東部では、部分食を最初から見られるが、北海道西部や東北西部、中部地方西部、西日本では月が欠け始めている状態で昇ってくる「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」となる。

5月26日は皆既月食&スーパームーン ― ウェザーニューズが当日の天気見解を発表

部分食の始まりは18時44.6分。皆既食の始まりは20時09.4分で食の最大は20時18.7分、皆既食の終わりは20時28.0分となっている。その後21時52.8分には部分食も終了する。

5月26日は皆既月食&スーパームーン ― ウェザーニューズが当日の天気見解を発表

また、5月26日は2021年で地球に最も近い満月で、最も遠い満月と比べて、視直径が約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見える。一年で最も近い満月は「スーパームーン」とも呼ばれ、今回の皆既月食は、より特別なスーパームーンの皆既月食となる。

■ 「ウェザーニュースLiVE」 で国内4か所から皆既月食を生中継
24時間ライブ放送の気象情報専門チャンネル「ウェザーニュースLiVE」では、皆既月食の様子を国内の天文台と協力して生中継する。

◆ 放送概要
放送日時:5月26日19時から21時
MC:山岸愛梨、松雪彩花(ウェザーニュースキャスター)
天文現象解説:平松正顕(国立天文台)
気象解説:山口剛央(ウェザーニューズ予報センター)
協力天文台:北海道なよろ市立天文台、福島県星の村天文台、宮崎県たちばな天文台
配信媒体:YouTubeチャンネル、Facebook、ニコニコ生放送、Twitch TV、TikTok LIVE、LINE LIVE、ミルダム