「CIRRUS」は自転車用のエアバッグジャケット。フランス パリを拠点とするスタートアップ企業Urban Circusがデザインしました。
自転車のサドルに専用のセンサーを装着して利用する製品。「CIRRUS」は自転車のサドル下に取り付けられたセンサーとジャケットセンサーを常にモニターし、「自転車は急停止したのにサイクリストは同じスピードで前進を続けている」などの情報によって、事故が発生したことを検知。エアバッグを膨らませます。
エアバッグはサイクリストの胸部、腹部、首、背中を守る構造。事故検知後、わずか0.08秒で膨らんでサイクリストを保護します。
「CIRRUS」の優れている点は、何度も繰り返して使える点。自転車用のエアバッグはいくつか市販されていますが、それらの中には一度膨らんでしまったあとは捨てるしかないものも存在しています。「CIRRUS」では、CO2カートリッジを交換すればジャケット自体が破れてしまわない限り、利用を継続できます。
繰り返し使えます
……繰り返し事故に合いたくはありませんが
作動に必要な電力は内蔵リチウムイオンバッテリーから取得。バッテリーは約3時間の充電で最大約1週間の利用が可能となります。バッテリー切れが発生するとエアバッグは作動しないので注意が必要とのこと。
Urban Circusは現在、「CIRRUS」の商品化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施しています。入手に必要な出資額や出荷時期などについて詳細はKickstarter内のキャンペーンページ「CIRRUS bicycle airbag jacket : Ride without fear」を参照してください。