一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」

米国ユタ州のEscapod Trailersが、同社による「TOPO」シリーズのニューモデル「TOPO2」を発表しました。オフロード性能と環境性能をより高めています。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
オフロード性能と環境性能をより高めたキャンピングトレーラー「TOPO2」

オフロード性能ではボディ素材にグラスファイバーを採用。軽量化することで、オフロード走行時にも牽引しやすくしています。重さは現行モデル「TOPO」では約793kgですが、「TOPO2」では約680kgと110kg以上の軽量化に成功しました。


グラスファイバーを採用したことで、「TOPO2」ではよりフレキシブルなデザインが可能に。ドアやルーフの形状などが従来モデルよりも複雑なものになっています。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
参考画像:従来モデル「TOPO」

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
ニューモデル「TOPO2」
木材ではできなかったデザインを実現しています

足元では12.7cmのトラベル量を持つ独立懸架式のサスペンションを採用。オフロード走行を重視しつつも、高速道路などでのよりスムーズな牽引も意識しています。最低地上高は「TOPO」の約46cmから約58cmにアップされ、よりオフロードに強い仕様とされました。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
最低地上高12cmアップでオフロードにより強く

環境性能では、素材に牛乳パックをリサイクルして製造されたものを採用しています。また、継ぎ目のない一体型ボディは高い耐久性も実現。構造材に木材が採用されていないことと合わせて長期間の利用を可能とし、キャンピングトレーラーの廃棄が環境に与える負荷を軽減しています。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
カーボンファイバーによる一体型ボディを

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
フレームに載せるシンプル構造
丈夫で壊れにくく腐食もしないので
長期間利用でき、ゴミを減らせます

室内にはクイーンサイズのマットレスを装備予定。マットレスは15cm厚で快適に就寝できます。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
室内にはクイーンサイズのマットレスを搭載予定

室内は広いとはいいえませんが、150x76cmサイズの窓により、開放感のあるインテリアデザインとなっています。また、室内には収納が豊富に設置されました。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
広い窓と多くの収納を設置

リアにはキッチンを装備。幅55x奥行40x深さ20cmサイズのシンクや2口コンロ、冷凍冷蔵庫を設置できるスペースが用意されています。オプションで収納などを追加でき、ニーズに合わせてキッチンをカスタマイズできます。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
キッチンはリアに装備

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
幅55x奥行40x深さ20cmサイズのシンクや

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
2口コンロを取り付けられるスペースを用意

100Ahのバッテリーが搭載されていていて、室内とキッチンに取り付けられたLEDライト、室内のファンに給電します。USBコネクタも室内とキッチンに用意され、スマートフォンなどの充電が可能に。

一体型グラスファイバーボディのキャンピングトレーラー「TOPO2」
バッテリーにはソーラーパネルからも充電できます

Escapod Trailersは現在、同社公式WebサイトでT「OPO2」 の予約を受け付け中。価格は3万9,500ドル(約438万円)から5万1,785ドル(約573万7,000円)で、出荷開始は2022年中旬に予定されています。