英国London Electric Vehicle Company（LEVC）は、「e-Camper」を公開しました。キャンプ場の自然と都市部の環境を守るために、走行ではモーターだけを使用するPHEVシステム「eCity」を搭載したキャンピングカーです。


「eCity」では、100％EVとして約97kmの走行が可能。キャンプ場や街中を排出ガスゼロで静かに走れるので、周囲の環境に負荷をかけずにアウトドアレジャーを楽しめます。


発電専用の小さな内燃エンジン「RANGE EXTENDER」も装備しており、これで発電してバッテリーを充電することで最大約482kmの走行が可能。遠くの目的地まで高速道路などを使って移動する際にも、バッテリー切れを心配せずに済みます。


キッチンではガスコンロではなくIHヒーターなどを採用し、キャンプ場でのCO2排出を少しでも抑えることを目指しています。食事のときには1列目の座席を180度回転させ、2列目を後ろにスライドさせてテーブルを展開。4人が食事を取れるダイニングスペースを提供します。


ルーフにはポップアップテントを装備。ここには2人が就寝可能で、下のソファベッドと合わせて、合計4人が就寝できます。

オプションも豊富に用意。マウンテンバイクやサーフボードなどを積載できるラックなどが販売される予定となっています。


価格は6万2,250ポンド（約950万円）から。販売開始は2021年第4四半期に予定されています。