ドイツのスタートアップ企業ELEGENDは6月24日、「EL1」のワールドプレミアを実施しました。1980年代のアウディ「クワトロ」に敬意を表すデザインと、最新のテクノロジーを併せ持つ電動スーパーカーです。
開発コンセプトは、クルマのハンドルを握ったときの本能的で野性的、かつアナログな感情を、デジタルの世界へと移植すること。「クワトロ」へのリスペクトに溢れたデザインによって掻き立てられたドライバーの感情がモーターによって前進するパワーへと変換され、さらに4WDシステムによって地面へと伝達されます。
デジタルへと移植すること
ドライブユニットに搭載されたのは最高出力816hp(600kW)を発生するモーター。0-100km/h加速では2.8秒を、最高速度では255km/hを達成しています。バッテリーは90kWhで高速充電に対応しており、フル充電すれば400km走行が可能。CFRPを採用した軽量ボディが航続距離をさらに延ばします。
「EL1」はハンドアセンブルのため30台限定での提供で、価格は89万ユーロ(約1億1,700万円)から。今後2つのシリーズの販売が予定されており、そらも30台限定での提供予定とされています。